アルコール発酵中です。
昨年秋に収穫された2023年産のりんごは、現在、壽屋のタンクの中でふつふつとアルコール発酵が行われています。
昨年秋から冬にかけて収穫されたりんごは、漬物道場で、洗浄し、砕かれて、搾汁されて100%りんごジュースになりました。
りんごジュースがアルコール発酵を経て、りんごのお酒に変わっているのが、ちょうど今の時期なのです。
昨年のりんごは、夏の猛暑の影響で小ぶりなものが多く、実は、少々心配されていました。自らの持つ力でアルコール発酵をしますので、本当にりんご任せですから。
長年りんご酢製造を行っている丹野工場長によりますと、「やはり、例年よりも発酵の具合が静かな気がします。」とのこと。
静かなアルコール発酵と言いつつも、タンクの蓋を開けると、それはそれは芳しいりんごのお酒の香りが漂います。私の大好きな香りです!
この先、アルコール度数の上がり具合を確かめながら、酢酸発酵へと進んでいきます。
さらに、アルコール発酵を起こす酵母菌についても、県工業技術センターと共同で裏付け研究を行う予定です。
よこおともえ記