大石田の最上川千本だんごさんがつくる「くじらもち」

最上川千本だんごさんの「くじらもち」の紹介です。

山形県内でも豪雪地帯として知られる大石田町にある最上川千本だんごさん。

春の企画の撮影にお邪魔したというのに、シンシンと降り続く雪。そしてうず高く積み上げられた雪・・・・。

毎日の雪との戦いを物語っているようです。

「こうすると雪の多さが分かるわよね」とポーズをとってくださったのは、店長の恵美子さん。社長の五十嵐智志さんの奥様です。

いつもとっても仲良しなご夫婦なのです!

豪雪地帯の大石田町ですが、その分、道路の除雪はばっちりです。

千本だんごだんがある商店街も、みなさん本当にきれいに除雪されています!

「久しく良く持つ餅」と書いてくじら餅。保存食として、昔から食べられてきました。

雛菓子と一緒に「くじら餅」を雛壇の前にお供えし、春の訪れを祝ったそうです。

もち粉に水、砂糖を入れて練って蒸し上げて、くるみをたっぷりトッピングしたもので、醤油味と塩味の2種類です。

もちろん、ひとつひとつ丁寧に手作りしています。

本来は、ペンケースほどの大きさが昔からのサイズなのですが、
今回セットに入っているものは、この200gの食べきりサイズです。

先代から受け継いだ作り方を守り、食品添加物を一切使用していませんので、賞味期限内でも固くなる場合もあります。

最上川千本だんごさんは、「明日固くなるだんご」で大人気の行列の絶えない超有名店です。

だんごの製造工程も拝見させていただきました。

お米を炊いて、だんご突き機の中に投入します!

ふわふわと上がる湯気と、炊きたてのごはんの甘い香りに包まれます。

棒状に突きあがったものが、だんごの原型です。

季節によって、天候によっても突く回数が変わってくるんだそうです。

棒状のだんごを包丁でひとつひとつカットし、さらに、串に刺していきます。

全て丁寧な手作業です。

気が遠くなるほどの作業量ですが、驚くスピードでこの作業が進められていきます。

千本だんごさんといえば、だんごに付ける具の量が多いことでも知られています。

こちらは、あんこを作っています。

醤油だんごにぬただんご。

だんごのふんわり柔らかいこと!
あっという間に、ひとつふたつ、みっつと食べ進んでしまいます。

醤油の香ばしさ・・・ぬたの香りと甘さ・・・

しあわせなひとときです。


季節ごとに変わる「店内限定だんご」

訪れたのは2月上旬の雪深い日々ですが、すっかり春の装いでした。

時期によっていろんなおだんごが発売されますので、こちらご来店してのお楽しみです!

五十嵐さんご夫妻と一緒に店舗前にて撮影。

本当にいつも仲良しご夫婦です。そして二人ともとっても働きもの!

取材中も、店内くるくると動き回って、止まる瞬間がないほどです。

息子さんも戻ってきて、一緒に仕事をしてくれるようになりました。さらにさらにパワーアップするであろうこちらのお店。

今後の展開もとっても楽しみです!

よこおともえ記