戦争とは?お雛様の絵から考える・・・

壽屋隣りの古民家「野守の宿」のお雛様の展示の中のひとつの絵です。
この絵を飾るようになって5年ほどでしょうか?
毎年、この絵を見るたびに、胸が苦しくなります。
女の子の健やかな成長を祈るはずのお雛様のお祭りの絵のはずが、戦闘機や鉄砲・・・
この絵を描いたのは、私の叔母の嫁ぎ先のおじいちゃん。幼い頃に会ったそのおじいちゃんは、とてもダンディーで博学な方でした。
昭和十年代後半、第二次世界大戦中に産まれた娘さん達に、世の中の品不足でお雛様を買ってあげられなかったためこの絵を描いたと聞いています。
果たして、どんな思いでこの絵を描いたのか?この絵の存在を知った時にはすでにおじいちゃんは亡くなっていましたので、伺うことはかないません。
様々想像を巡らすことしかできない状況の中、決してこういった絵を描く世の中になってはいけないと強く願っていました。その願いを込めて、この絵を飾り続けてきましたが、残念ながらこの地球上で戦争が始まってしまいました。
改めて、戦争反対の意を込めて投稿させてもらいます。