春迎え青菜漬は「すなこい!」

「こっちは桜が散り始めてるわよ〜」と関東地方のお客様からがお電話でご注文の際に教えてくださいました。
「2年ぶりに、花見に行ったのよ。茜姫持って!そしたら久しぶりにお友達と盛り上がっちゃって、大きな口開けて笑ったら、桜の花びらが口に入っちゃって」と
それはそれは楽しそうに話してくださいました。
楽しそうな花見のかたわらに茜姫。春の光景が目に浮かんで、笑い声が聞こえてきました。
ありがとうございます!!
こちら山形は桜はいずこ?
夕方は小雪がチラついていました。

そんな山形から、この春、新企画です!
寒い冬の間、じっくりたっぷり漬け込まれた本場山形の青菜漬。
色もすっかりべっ甲色に変化しています。

食感もぱりぱりではなく、山形弁で言うところの「すなこい」(標準語にすると、噛み切りにくい硬さ?でしょうか?)
塩っぱさに加えてどことなく酸味も感じられます。
昔ながらの製法をきちんと継承して漬け込む壽屋ならではの、冬越しの青菜漬をほんの少しだけ数量限定でご準備しました。

その昔から、漬け込まれた青菜の味や色の変化で春が近づいてきていることを知る山形の食習慣。
懐かしみながら召し上がっていただける方、ご理解いただける方のみへ、購入者様を限らせていただいての販売です。
どうぞご理解のほど、お願いいたします。

殺菌処理を行っておりますので、クール便ではなく通常便で発送可能です。
冷蔵庫に保管し、開封後はできるだけ早くお召し上がりください。
賞味期間は15日間です。
https://shop.akanehime.com/item-detail/1101640
壽屋スタッフで改めて試食をしてみたところ、「んんん。すなこいけど、んんまいね。」と一同にっこりでした。
「すなこいって何て言うんだべね。」と標準語に変換しようとする面々。
「硬い??噛みきれない??」
なかなかいい言葉が浮かんできません。
こんな時、方言の表現力の豊かさを勝手に感じて悦に入る私です。