おみ漬の漬け方

せいさい漬と共に内陸地方の代表漬物です。おみ漬は近江漬がなまったものだそうです。紅花の買い継ぎに山形へやって来た近江商人が考案したと伝えられています。 紅花、花笠、近江漬と江戸時代からの山形の産業と歴史が生きている漬物です。
【材料】
生せいさい2kg、しその実塩漬50g(脱塩したもの)、塩100g、大根500g、人参80g
漬け込むまでの準備
青菜はていねいに水洗をし、よく水を切ります。細かく(7ミリ程度に)刻みます。人参は千切にします。大根は4〜5日干し、そぎ切りにします。
【漬け方】
1.刻んだ青菜2kgは80gの塩で漬汁が出るまでもみ一晩(約12時間)重石をしてたるなどに漬け込みます。

2.漬汁が出たら、汁を取るためにザルのようなものを用い、その青い汁をよく搾り、捨てます。

3.大根のそぎ切りと人参の千切を塩20gで(1)と同じようによくもみ漬汁を搾り捨てます。

4.(2)の刻み青菜と(3)の大根・人参・さらに脱塩したしその実一緒に混ぜ合せ、別に作った調味液と撹拌して味を整えます。

調味液
(緑色が永持ちするために「白だし」使用)
白だし120cc、味淋100cc、かつを味30g、水飴100cc、35度焼酎150cc(梅酒を利用すると味も良い)、清水70cc(湯ざまし)