ワークショップ「食べ活とみさんの給食ごはん」ありがとうございました!

2019年12月1日に壽屋隣りの古民家「野守の宿」で開催されましたワークショップ「食べ活とみさんの給食ごはん」、30名の参加者の方々、北海道からお越しの佐々木十美さん御一行さま(3名)、に支えられて無事終了することができました!

佐々木十美さんは、「北海道に日本一の給食あり」と言わしめた「給食の母」長年に渡り、北海道置戸町の給食を作りつづけてきました。「北海道にはいい食材がいっぱいあるのに、なんでキチンとした調味料を使わないの?」とご本人がおっしゃる通り、長年に渡り、化学調味料不使用の厳選した調味料を使用して給食を作ってきた方です。現在は退職されて、日本全国で正しい食を伝える活動を行っていらっしゃいます。壽屋の本格醸造りんご酢もご愛用くださっていたご縁から、今回の「食べ活」が実現しました。

ダシの飲み比べやみりんの飲み比べ、給食についての熱い思い、日本の食卓についての熱い思いを伺って、私よこおも壽屋のりんご酢についてどれほど愚直に作っているかをお話させていただきました。

参加者の方々も深くうなずきながら、メモを取りながら、真剣に話しに聞き入ってくださっていました。

その後は、みんなで力を合わせての調理実習。とみさんご指導の下、タラのわかめ蒸し、小松菜の酢味噌和えを作り、とみさん達が作ってくださった漬物ちらしと芋がらと里芋のお汁と一緒にいただきました。

佐々木十美さん御一行さまは十美さんを含めて3名。慣れない環境での作業、こちらの準備の不備などもものともせず、早朝から驚くパワフルさでご準備くださいました。

また、参加者の方々も、本当に熱心に温かくご対応くださいました。

食品添加物を一切使用せずに漬物・食品を製造販売する者としての自覚と責任をさらに強く感じさせられました。世の中、食に対する環境がどんどん便利に手軽になってきていますが、一方で決して忘れてはいけないちょっと昔のやり方があり、これをキチンと守り伝えていくことがとても大切であると思いを新たにいたしました。

佐々木さんの食への熱い思いを強く感じることが出来た、実りある時間でした。壽屋では初めての開催のため、慣れない部分、準備不足の点なども多くありましたが、それをものともしない十美さん方のパワフルさ、そして参加者のみなさまの温かさに支えられた形となりました。

参加者の方々からお寄せいただいた感想です。

「生活の質重視を謳歌できる時代となるか、惰性に流され人間性を更に失っていくか、瀬戸際のような気持ちです。」

「食べること、生きることを考えるいい時間となりました。本当にどうもありがとうございました。」

「毎日食べている酢や塩など何も考えず購入してました。今日の話しを聞いて気づくことが出来た事、遅くないことを知って、息子のお弁当作りに活かしたいと思いました」

「本当のだしと添加物のだしやみりんの味くらべをして違いにびっくりしました。忙しい日常でも食べるという事を大切にしていきたいと思いました。」

「子供には添加物のないものをと思ってはいたのですが、何から行えばよいか、何を買えばいいのか分からなかったのだが、まずすやるべき事が分かってよかったです。」

「口にする本物を選ぶことが難しい時代であることに残念さを感じるとともに自分の家族を守り育てる責任を感じましたが、楽しみながらがんばりたいです」

うれしいことに、参加者の90%の方が次回も「ぜひ参加したい!」とご回答くださいました。

また、実際にこういった機会を持つことの大切さ、こういった機会、実はとても求められているものであるということも再確認させていただくことができました。今後もこういった企画を積極的に行っていきたいと考えております。

佐々木十美さんと漬物師範対談の様子はこちら