古民家とインディアン フルートのしらべ

「私につながるすべてのものへ」と訳される「All My Relations」とは、
北米先住民のラコタ族の人々が祈りの最後に唱える言葉で、
ラコタ語では「ミタクエ・オヤシン」といいます。
人間だけではなく、地球上に存在する全てのものとのつながりをテーマに、
心に響くインディアンフルート の演奏をお聴きください。

演奏:Mark Akixa(マーク アキクサ)

クラシックピアノ、フルート、篠笛を経て、2000年よりネイティブアメリカンフルート奏者となる。
北アリゾナ大学にて北米先住民の文化・歴史を学び、ホピ族をはじめとする先住民たちと交流。先住民の民話やその深い精神性をテーマにした物語性の強い「言葉なきストーリーテリング」ともいうべき独自の演奏方法が高く評価される。帰国後はファッションショーや茶会などでの演奏も行い、コンサート以外にも活動の場を広げている。『モンスターハンタークロス』、『Final Fantasy XV』などのゲーム音楽にも参加。楽曲は様々なTV番組に使用されている。また講師養成講座の講師を務めるなど後進の指導にも携っている。ココペリ倶楽部主宰。2017年に3枚目のオリジナルアルバム「Kokopelli」を発表。

と き/平成30年7月11日(水)18:30〜20:00(開場18:00)

ところ/壽屋寿香蔵隣接『野守の宿』

木戸銭/500円(税込)


ネイティブアメリカンフルート

ネイティブアメリカンフルートとは、その名の通りネイティブアメリカン(アメリカ先住民)の縦笛である。インディアンフルート、ラブフルートとも呼称される。基本的には杉を材質に作られ、5~7つの穴をもつものが多い。南米にはケーナという縦笛があるが、構造的な違いでいうとケーナは尺八に近く、インディアンフルートはリコーダーに近い。 音色は優しく風のように心に染み入る。

平成25年3月、東日本大震災の犠牲者の霊を供養しようと、俳優滝田栄さんが「気仙沼みちびき地蔵堂」を気仙沼市に建立しました。その落慶法要で長野市大本山活禅寺徹空無厳管長による読経に合わせマーク・アキクサさんがインディアンフルートのアドリブ演奏を行いました。前代未聞のお経とインディアンフルートのコラボレーションに感銘を受けた森田治作さんが送った熱いラブコールが実を結び、この度の「野守の宿」での演奏会が実現しました。

協賛者 岡田正昭

主催/茂利多屋 森田治作
共催/壽屋 野守の宿・心風亭・オカダデザイン